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㉒甘辛い味付けについて

鹿児島県をはじめとする九州地区の味付けの特徴はなんと言っても砂糖が多い点でしょう。とにかく甘い味付けが多すぎるように思います。砂糖を使わないと味がマイルドにならないとか、保存が効かないとか理由は様々ありますが、一番大きな理由はサトウキビの栽培が盛んで他の地区に比べて砂糖を入手しやすい環境にあったからなのかも知れません。

問題なのは砂糖を多く含む食品を食べると血糖が急激に上がり、一時的に脳の働きが良くなったような錯覚を起こさせることです。その次の瞬間には、インシュリンがたくさん放出されて、血液中のブドウ糖を肝臓や筋肉内へ取り込もうとします。そして、血糖が急激に下がり脳の働きが落ちて、食後30分から1時間ぐらいすると眠くなったり、だるくなったりするのです。

車がない時代には、良く動き、筋肉を盛んに使っていたので、余分のブドウ糖もきれいに消費されていたのですが、公共の交通機関より自家用車の利用が圧倒的に多くなっています。出かけていても、エレベーターやエスカレーターを多用して、階段を登ったり降りたりしないので、極端に運動量が少なくなっているのが都市部に住んでいない人たち(車を移動手段とする人たち)の悪循環になっています。そのため、鹿児島県では糖尿病が全国的に見て多くなっています。

そんなことから健康ブームが巻き起こり、各地でマラソン大会が花盛りです。鹿児島マラソンという大会も始まりました。ヒトはやはり、歩いたり走ったりしてこそ体を維持できるということでしょう。マラソンを始めましょうとは言いませんが、自分の足で歩く時間を今より意識して増やすような工夫をしたいものです。

甘い味付けが多すぎるために、自然にブドウ糖の摂取量が増えていることに目を向けましょう。必須アミノ酸や必須脂肪酸というのはありますが、必須糖質というのはないのです。

~みだより花だより No.228 2016年3月号より~

㉓続・甘辛い味付けについて

糖尿病の患者さんは、今や予備軍まで含めると2,000万人以上と言われています。厚労省が最も重視する国民病です。昔は贅沢病と言われていた糖尿病ですが、本当の姿はまるで逆であることがわかってきました。

糖尿病の患者さんと年間所得の関係を見ると所得の低い人ほど糖尿病が多いことがわかりました。低所得者の場合には、どうしても食事が米飯などの炭水化物に偏りがちな事が原因ではないかと考えられています。

厚労省のデータによれば、糖尿病による死亡率(平成25年)が一番高いのは、徳島県に次いで香川県、福島県と続き、鹿児島県は8番目に死亡率が高い事になっています。不思議なことに甘い味付けの多い九州地区はさほど悪くなく、沖縄が15位、佐賀20位、宮崎27位、福岡30位、大分33位、長崎34位、熊本37位と結構優秀な方に属しています。注目すべきは四国地方の死亡率の高さです。高知6位、愛媛24位となっていて、比較的優秀な愛媛県でも全国の1/2より下の成績に含まれています。

四国地方は従来水が少なく、水稲ではなく小麦の生産が盛んで、うどんが主食といったところもあります。小麦の血糖上昇作用は米よりも強いことは知られており、こういった食習慣と関連があると考えられています。

香川県の教育委員会が小学4年生を対象に、2014年に行った血液検査で、肝機能、脂質、血糖値の異常値を示した子どもの割合が、それぞれ1割にのぼることがわかりました。

ー以下データ引用ー

【調査は同県の17市町村のうち、小学4年生の採血を行う16市町村が対象。保護者が同意した8264人(全体の約96%)について、肝機能、脂質、血糖の検査値を集計した。肝機能は、肝臓の負担が増すと数値が上がるALTなど3項目を調べた。

このうち一つでも異常値を示した割合は男子12,4%、女子9,5%だった。総コレステロールや中性脂肪などの脂質が異常値となった子どもは男子10,2%、女子11,5%。高血糖状態が続いていることを示すHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の高値は男子12%、女子10,9%だった。】

さて、テニスの世界ランク1位の(当時)ノバク・ジョコビッチは、小麦グルテンを完全に除去する食事療法を行うようになって、ベストパフォーマンスを引き出せるようになり、一気に頂点に登りつめた話はアスリート界ではいまや伝説となっています。

小麦を生まれつき食べているお国柄では、小麦グルテンに対するアレルギーを持っている人が少なからずいるようです。いずれにしても、口から入ってくるものが自分の体をむしばんでいないかどうかは見極める必要があるようです。

~みみだより 花だより No.229 2016年4月号より~

 

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鹿児島県薩摩川内市高城町1945番地1

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