西洋医学・漢方/東洋医学・栄養療法でみなさまの健康に貢献
薩摩川内市の耳鼻科
せんだい耳鼻咽喉科
鹿児島県薩摩川内市高城町1945番地1
おれんじ鉄道上川内駅から20分
診療案内 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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午前 8:30〜12:30 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 3:00〜5:30 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | △ | × |
診療時間補足 | ※ 手術日のため外来休診 |
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休診日 | 日・祝日・木曜・第4土曜日 |
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木曜 | 月に1回、専門業者にて清掃およびワックス がけを行っております |
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診療日の変更のお知らせ | R5年4月より休診日を変更します 木曜日:休診 第4土曜日:休診(学会休診等で他の土曜日に振替あり) |
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最近、テレビの健康番組では、従来言われていたような『卵を食べるとコレステロールが上がります』といった根拠のない話を否定する内容が増えてきました。もっとたんぱく質(肉や魚や卵など)をたくさん食べましょう・・・というような指導をよく見かけるようになってきました。とてもありがたいことです。
ただ、問題なのは、その一方で『糖質制限の必要性』をきちんと説明しない番組が多いことです。これまでの常識が覆されるためには、その常識を金科玉条としていた学会の重鎮たちが全て引退する事が必要条件だと言われています。また、テレビの場合、スポンサーあっての放送なので、強く表現できない部分もあります。しかし、今後、予防に重きを置かない限り、わが国は数十年で体制が弱体化して、お隣の大国に飲み込まれてしまうかも知れません。
和食が悪いとは言いませんが、炭水化物が食事の大半を占める食事を見直し、来るべき穀物枯渇の時代に向けて舵を切るべきです。霜降り肉を作り出すために本来の食べ物ではないトウモロコシ(遺伝子組み換え)をゲージに入れられて食べさせられている牛たちを解放して、放牧による本来の草食に戻してあげるべきです。
さて、今年の猛暑は一段厳しいですが、熱中症で搬送される患者さんが後を絶ちません。毎年のことですが、こういう時に熱中症予防のための水分補給が推奨されます。もちろん充分な水分や塩分の補給は必要ですが、それ以上に大切なことはたんぱく質やビタミンの適正な量の補給です。充分量の動物性たんぱく質の補充が筋肉を増やし、同時に必要な鉄や亜鉛やビタミンを補充できます。
スポーツドリンクに頼った水分補給は糖質(ラベルの成分量をぜひじっくり見てください)を大量に摂ることになってしまい、ビタミンを消耗して痙攣を起こしやすくなります。充分に気をつけましょう。
今年の夏は、ことさらに暑く、また未曾有の自然災害がいくつも発生しました。想定外の事態に立ち至るとヒトはストレスにさらされることになります。
肉体的、精神的なストレス下に置かれると、抗ストレス作用を持ついくつかのホルモンが次々に活性化されて、そのストレスに対抗しようとします。アドレナリンやノルアドレナリン、セロトニンやGABAなどです。そして最終的には副腎皮質ホルモンつまりいわゆるステロイドホルモンがなんとかバックアップしようとしてフルに活動し始めます。
それでもストレスにさらされ続けると、ついにはステロイドホルモンが枯渇状態になり、いわゆる副腎疲労という病態に進行してしまうことがあります。慢性疲労症候群や線維筋痛症などとも呼ばれる病態も、その一つの表現型と言われています。
ストレスが持続的にかかっても、きちんと抗ストレスホルモンを作り続けるためには、それらを作る材料を適切に、そして大量に補充し続けなければなりません。その材料として最も大切なものが、脂質やたんぱく質とビタミンとミネラルです。
とりわけ日本人のたんぱく質摂取量は厚労省のHPによれば全年齢にわたって不足しているのです。良質の肉、魚、卵などの動物性たんぱく質、質の良い大豆製品(と言っても90%以上が輸入品ですが…)を摂り続けることが大切です。
被災地には、おにぎりやカップ麺やパンといった糖質中心の救援物資が大量に届けられます。しかしながら被災地の方々に必要なのはたんぱく質なのです。被災地で、糖尿病患者が急増したり、症状が悪化するのはあまりにもよく知られた、でもなかなか表にでない真実です。
救援物資はぜひ缶詰にしましょう。たんぱく質をたくさん摂っていただいて、復興の手助けになるように。糖質中心の物資救援は被災者にさらなる追い打ちをかけることになりかねません。
病気になってから治療するのは、効率が悪いということはどなたでもご理解いただけると思います。薬を飲まなければ日常の生活が維持できないというのでは本当に悲しいです。
この100年間で、西洋医学は長足の進歩を遂げました。治る病気や治せる病気も増えてきましたが、一方で、これまでに無かった病気が増えてきているのも事実です。
現在、日本人の死因第1位は、ガンです。今では二人に一人はガンで亡くなるという確率です。平均寿命も延びて、世界に類を見ない超高齢化社会となっていますが、その一方で、認知症が増え、いわゆる健康寿命という点でいえば、決して良い状態とは言えません。理想的な生きざまは、やはり『ピンピンコロリ』ではないでしょうか。
『食べる・寝る・出す・笑う』というのが、人間として最も健康レベルが高い状態の目安とも言えます。そのためには、なるべく健康被害を起こさない食生活が基本になります。
健康被害をもたらす最大の問題点は「糖質過多」です。世の中に氾濫している食品には、糖質を過剰に含んでいるものが多く、ひとつひとつは大したことはなくても、累積されて知らず知らずに糖質過多になっている懸念があります。
糖質過多は慢性的なビタミン不足を起こし、脳内ホルモンの産生能力が低下して、うつ傾向や睡眠障害、パニック障害、慢性疲労、全身痛などといった難治性の病態を引き起こします。その結果、不登校、就労障害、ひきこもりと深みにはまってしまう可能性があります。
すべての基本であるたんぱく質をまず充分に摂取する食生活の改革が何を差し置いても必要です。
牛のように腸内細菌の働きで草を食べて肉を作り出すことができない人類は、他の生き物を食することで自分の生命を維持していかなければなりません。
老化は仕方がありません。誰しもオギャーと生まれた瞬間から老化が始まっているといっても過言ではありませんが、いわゆる老化の影響が明らかに目立ってくるのは現在では75歳以上と考えられています。
では、それ以上の人でも年齢よりずっと若い、あるいは若々しい方々の特徴は何なのでしょうか? その一つはいつもニコニコ笑っているという点です。ではなぜニコニコしていられるのかということは、これまでよくわかっていませんでした。
気持ちが穏やかで、幸福感を感じるのは脳内ホルモンの働きです。その代表的な物質がGABA(ギャバ)やセロトニン、意欲的になんでも挑戦できるのを促すのがノルアドレナリンなどの物質です。いずれも腸内あるいは脳内でアミノ酸から作られます。アミノ酸の原料はもちろんタンパク質ですね。
わたしたちが食べたタンパク質は、胃の中で消化酵素によって消化され、アミノ酸やそれのいくつか集まったペプチドにまで分解されます。胃内での消化の時に、どうしても必要なものが胃酸と鉄とビタミンCなのです。
最近は、逆流性食道炎という病気が大流行(別に流行病というわけではありませんが)しており、なんでもかんでも胃酸の分泌を抑える薬剤が処方される傾向があります。胃酸の分泌抑制は、タンパク質の消化を悪くし、腸内環境が弱酸性に保てなくなってしまう可能性があると指摘されています。腸内環境が弱酸性に保てないと腸内カンジダが増殖してしまう傾向となります。カンジダのもつ毒性は決して軽くはありません。消化管粘膜の表面構造を分解したり、自己免疫疾患を誘発したり、グルテンアレルギーを引き起こしたりして、様々な病気の原因になるといわれています。
その薬が本当に必要な薬がどうかということに目を向ける姿勢を養いたいものです。
診療時間 | 午前 8:30〜12:30 午後 3:00〜5:30 木 手術日のため外来休診 土 午前8:30〜午後2:30 ※補聴器相談:水曜午前 |
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休診日 | 日曜、祝日、木曜午後 (その他院長学会時) |
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