今年もあっという間に半年が過ぎて、７月になってしまいました。なかなか梅雨が明けないなぁ･･･と思って過ごしていましたが、とうとう西日本に大災害が起こってしまいました。TVなどで気象予報士が『数十年に一度の大雨』を予報していましたが、これほどの被害が出るとは誰も予想していなかったことでしょう。刻々と伝わってくる大雨の情報と被害状況に、他人事とは思えない怖さを感じました。ようやく雨が止んだと安心したのも束の間、今度は猛暑が続き、マスコミは猛暑への警戒を連日報道しています。『大自然の前では人間は無力だ』という言葉がありますが、ここ数日の天気を見ていると、日本は特に自然の脅威にはとても弱い地形なのではないかと思えてきます。四季があり、美しい季節の移ろいを感じる日本ですが、逆に自然の影響を受けやすいのではないでしょうか。

さて、「夏越の大祓」という言葉を聞いたことがありますか。１年のうち、6月30日と12月31日の２回、神社で行われる儀式「大祓（おおはらい）」。半年に１回、人が知らず知らずのうちに犯した諸々の罪や過ち、心身の穢れ、そのほか災厄を祓い清めるために行われる神事を「大祓（おおはらい）」と言いますが、6月30日に行うのが「夏越の大祓」です。厳しい夏を乗り越え、残り半年を無事に過ごせるように心身を清め、健やかな気持ちに立ち返るために茅の輪くぐりをしたり、人形（ひとがた）を川に流したり　という行事を行うことにより、これから始まる半年を無病息災でいられますよう願います。このような神事を行うことからも、日本という国が夏に災厄が多かったのではないでしょうか。

後半の半年は始まったばかり。残りの半年が災厄なく、笑顔で溢れる日々でありますように願わずにはいられません。