クリスマス一色だった街も、25日を境に一気に新春を迎える準備に変わりました。クリスマスは「洋」の装飾、新春は「和」の装飾。同じ赤や緑でも和の要素が加わるだけでこんなにも雰囲気が変わるものなのかと改めて感じます。それまでは華やかで賑やかな空気の中で過ごしてきましたが、急に１年の締めくくりと新しい年を迎える準備をしなければならないという厳かな気持ちになっています。

平成になって新たに加えられた祝日「12月23日天皇誕生日」も、今年が最後となりました。「平成最後の･･･」という言葉も12月になってずいぶん聞かれるようになりました。格別な思いで過ごした１週間だったような気がします。

１年間を振り返るこの時期、「悲喜交々（ひきこもごも）」という言葉がよく使われます。「悲喜」は読んで字のごとく「悲しいこと　喜ぶこと」ですが、交々は「これも、これも」「かわるがわる」「次々に」という意味だそうです。

1年を振り返った時に「ああすれば良かった　こうすれば良かった」ではなく、「あんなこともあった　こんなこともあった」と１年に思いを巡らせて、来年に向かって「これもしよう　あれもしよう」と希望を持って整えることが大切。と聞いたことがあります。

今年も残り３日と数時間。心を整えて１年を振り返り、新しい年を迎える準備をしたいと思います。