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令和6年9月17日(火)

テレビやインターネット、気象情報サイトでも話題になっているように、今日は『中秋の名月』だそうです。中秋とは旧暦の8月15日を指し、秋のちょうど真ん中にあたるため「中秋」と書くのだそうです。秋の澄んだ空気の中で見る月は1年を通して最も美しく感じるため、この時期の月を特別に『中秋の名月』と呼び、平安貴族は観月の宴を開いていました。

さて、この中秋の名月に「お月見」を楽しみますが、お供え物はこの時期に収穫されたもの。イモ類や豆類、栗などを飾ります。そして満月を表す丸い団子の「月見団子」。月がよく見える場所に台を置き、十五夜にちなみ15個の団子を大皿にうず高く盛ります。これらのお供え物は豊作への祈りや感謝の気持ちを込めて、また物事の結実や幸福の象徴ともされるお供えの団子を食べて健康と幸福を得られるように・・・の願いをこめて飾ります。

お供えの農作物や月見団子と共に飾るのが秋の七草。萩、薄、桔梗、撫子、葛、藤袴、女郎花。とりわけ薄(ススキ)は邪気を払う力があると考えられており、中秋の名月のススキには災いなどから収穫物を守り、次の年の豊作を願うという意味もこめられています。

このように準備をととのえましたら、心静かに月を見上げます。この月のパワーを浴びる月光浴がおすすめです。やり方は簡単。窓を開けて部屋の電気を消します。月の光が差し込むようにするか、外に出て月の光を浴びます。月の光を身体に受けるだけで月のパワーで運気が上がります。

また、盃に日本酒(日本酒は厄除けの力が備わっています)を注ぎ、盃に映った月を飲み干します。お酒が飲めない人は白湯でもかまいません。月見酒や月見白湯を飲むことで運気が上昇します。

もう一つ、洗面器などに水を張り、月を映しだします。その水で顔を洗ったり、足を浸したりします。月のエネルギーを間接的に取り込んでみましょう。

今日の夜のお天気は、こちらでは曇り時々晴れ。雲の間にお月さまを見られそうです。ぜひ『中秋の名月の観月』を行ってみてくださいね。

 

令和6年 9月2日(月)

9月になりました。8月最終週は台風10号「サンサン」に日本中が翻弄されました。台風の暴風圏だけではなく、遠く離れた地域で台風の影響による豪雨で被害がでました。遠隔豪雨というそうですが、暴風圏が迫る鹿児島県より遠く離れた地域でがけ崩れが起こったり、東海道新幹線が運休を早々に決めたり、夏休み最終週の日本中の被害の大きさに改めて台風の恐ろしさを痛感しました。

9月といえば「野分」の季節。「野分」とは、野の草木を分けるように吹く強い風という意味で、古文では台風のことを「野分」と呼んでいました。立春の日から数えて二百十日から二百二十日に多く発生していたようです。江戸時代には、野分が来る確率の高い日が暦にも記されていたそうです。

そんな9月ですが、9月にもいろいろな呼び名があり、よく知られているのは、夜が長くなるから「長月」。夜が長ければ夜中に目覚めるので「寝覚月」、菊の花の季節なので「菊月」、その他調べると様々な呼び名があり、日本人は季節を感じながら生活していたのだなぁとつくづく四季に恵まれた日本ならではの言葉の美しさに感心します。

さて、二十四節気でいうと今の時期は『処暑』。秋雨前線の到来で朝夕に涼しい空気が運ばれ、徐々に暑さが和らいできます。涼しさやすくなる一方、気温の変化や溜まった夏の疲れにより体調を崩しがちです。体が重だるい、鼻水が出る、のどが痛くて咳が出るなどの症状が出てきやすいので、朝夕の体の冷えと乾燥に気をつけましょう。

このような時期におすすめの食材が「辛みのある食材」。ねぎ、しょうが、わさび、唐辛子などの薬味を上手に取り入れましょう。体を温める根菜類や栄養の基本となる肉や魚料理にこれらの辛みのある香辛料を添えていただきましょう。

暑さによって、体に熱がこもりやすいときは、寒冷性のお茶がおすすめです。寒冷性のお茶は煎茶・抹茶・ジャスミン茶などの緑色のお茶を温かく淹れてお飲みください。そうすることで胃をいたわりながら、クールダウンができます。

令和6年 8月10日(土)

パリオリンピック2024が開幕し、熱戦が繰り広げられています。朝起きて、日本人選手の健闘ぶりがテレビで流れ、朝から感動で涙する日々が続いています。東京オリンピック2020(2021)の時は、ほぼリアルタイムで放送されて、夜にその日の感動を一気に観られたので選手と一体感を持って熱く応援していたのに対し、パリオリンピックの時差は逆に新鮮で、遠く離れた地で戦っている選手たちの気持ちが伝わってくるため、その戦いぶりが感動に輪をかけているような気がします。

オリンピックが盛り上がっている間にも、夏の高校野球はどんどん進み、今日は鹿児島県代表の「神村学園」の試合があります。待合室でもTV放映していますので、患者さんたちと熱戦を共有できるのではないかと思っています。健闘を祈りたいと思います。

さて、殺人的な暑さが続く今年の夏です。なかなか夕立ちもないため、帰宅後に庭の木々や野菜に水をかけています。今年、院長が植えた夏野菜いろいろですが、ピーマン、なす、トマトは夏の初めの頃は順調に育ち、おいしくいただいていましたが、ここのところの暑さで成長も足踏み状態。葉っぱが暑さで焦げていたり、実る前に暑さでしぼんでいたり・・・。農家さんの大変さを改めて感じる、わが家の農園事情です。

その中で唯一、花を咲かせて庭に華やかさを与えてくれているのが、木槿(むくげ)の花です。わが家の木槿の木は勝手口の前に植えてあり、毎夏白い花を咲かせてくれます。実はこの木槿の木は、寝ぼすけ。寒い冬の間は枯れ木の様相を呈していて、春になって、他の木が少しずつ芽吹きはじめ、春の訪れを感じさせる時期になっても、枯れ木のまま。「今年の冬は寒さが厳しかったので、もしかして枯れてしまったのかしら?」と、不安にさせます。他の木々が真新しい緑色の葉っぱを広げ始めた頃、枯れたように見える枝の中に新芽を発見。他の木の新緑が一番美しい5月もまだまだ枝ばかりで、梅雨を迎えた頃に一斉に葉っぱが茂り始めます。そんな木槿の木ですが、どうやら夏しかも暑い夏は大好きなようで、夏になると元気に白い花をどんどん咲かせてくれます。

木槿の花というと信じられないほど薄い繊細な花びら。薄い花びらが鉢型に付き、花の中心はほんのりピンクで可愛らしく、なんでこんなに暑い時期に繊細な花を咲かせるのだろう・・・といつも不思議に思います。そして、その繊細さは夜になると別のかたちへと変わります。木槿の花は一日だけのいのちなんです。夜になると繊細な花びらが一気に真ん中に寄せ集まり、細長く巻いて、まるで絞り雑巾のような形に変わって、土の上に落ちているのです。「いと 儚し」。

春にはのんびりと起きだして、他の花が咲かない夏にせっせと1日だけの花を次々に咲かせて、人々の目を楽しませてくれる木槿の花。自分の役割を理解しているのかな?

令和6年7月23日(火)

【色】がもたらす効果ってどんなものだろう?

色はそれぞれ、特長や要素を持っています。それらをうまく利用すれば、仕事や人間関係などの特定の悩みも解決へと導くことができます。色の使い方次第で豊かに過ごせるならば、ぜひ意識して取り入れたいものです。代表的な悩みや不調を挙げ、それに対して特に選びたい色を紹介します。無意識にわたしたちが持っている色のイメージと似ているところがあり、なじみやすいことに気づきます。色に備わるパワーを攻略して、心と身体のバランス調整に役立てていただければと思います。

~こんなときはこんな色をチョイス!~

 仕事が忙しい

分析的な考えを促しやすいのが水色。仕事が忙しいときや転職を考えているとき、頭の中の思考をしっかりと整理し、青空のように先を見通すイメージをより強くしてくれる。基本的には青などの寒色が冷静さを引き出す。

 イライラする

気持ちを鎮静化するには、青の中でも紺などの深い青がおすすめ。心をおちつかせるセロトニンとの関係が深い。ピンク系も興奮状態を鎮めたり、身体の緊張を解きほぐす。逆に赤やオレンジは感情的になりやすいので避けよう。

不安・焦燥感

ハッピーイエローという言葉があるように、楽観性と安定的な気持ちをもたらすのは黄色(光の色)。「なんとかなる」という気持ちを促し、幸福感ともつながりが深い。このほかピンク糸もいい。また安心感がほしいなら黒もおすすめ。

 孤独・寂しい

冷たさと関連している感情は、温まりたいが色にあらわれる。最も適しているのはオレンジ色。肌に近い色は人の温もりを想像させて、色の中でも特に温かさを感じさせる。サーモンピンクや黄色も孤独感を解消する。

 落ち込みがち

黄緑はこれから育っていくような印象を帯びた、回復や再生の色。緑でもいいが、明るい黄緑は「春になれば再び芽を出して成長していく」イメージ。また、ショックを受けたときは、オレンジが温かさで癒す働きをする。

 無気力

積極的に何かに関わりたいのに元気が出ないなら、活力が沸くオレンジや黄色などの暖色系を選んで。マイペースに関わる方が楽というときは柔軟性を表す水色に。無理に関わりたくない場合は、青が静けさを保てる。

 集中できない

やる気を出すなら、短期決戦の場合は赤がカンフル剤のような役割に。「ミスしたくない」という気持ちが芽生えるので、確認作業にも最適。ただ、気力が低下していると頑張るだけで疲れてしまう場合もあるので注意。

 疲れやすい

緑は心身のバランスを安定させる働きがある。休憩にいちばん向いている色で緑の芝地で休憩すると、血圧や脈拍が正常値に戻るという研究結果もあるほど。自然の色、木の緑色は疲労回復に効果が期待されている。

 寝不足

黄色を淡くしたクリームイエローは、くつろぎを促すとともに、暖かく居心地のいい雰囲気を演出し、快適な睡眠をもたらす。また青は副交感神経が優位になり、リラックス効果も。血圧や心拍数を低下させ入眠へと誘う。

 冷え

「冷え」の症状を和らげたいなら、体感的にも暖かさを感じる赤い色のものを身につけてみて。交感神経を優位にさせて、血流にも影響を与える。赤に近いオレンジも同じような効果があり、「冷え性」ならこちらがおすすめ。

 アンチエイジング

外見や中身を若々しく保ち、心にハリを与えるならピンク。ペールカラーから鮮やかなものまで、どのトーンでもOK。心理的に美しくなりたいという気持ちは、女性ホルモンのエストロゲンやβーエンドルフィン、ドーパミンなどの分泌を促しやすい。

 頭痛

偏頭痛には緑の光をあてると痛みが軽減されるという研究結果が。植物の緑に触れることや、森林浴が症状の緩和につながるのはそのため、赤や黄色、オレンジなどの暖色系は刺激が強く、痛みを助長してしまうので避けて。 kiitosu 特別編集〖自律神経とホルモン〗より引用      

いかがでしたか。わたしたちが持っている色のイメージとほぼ同じでしたね。緑色の光をあてると偏頭痛の痛みが軽減されるという研究結果には驚きました。また、「元気が出る赤」と言いますが、気力が低下している場合には頑張りすぎて疲れてしまうので、なんでもかんでも「元気を出すための赤」を選択するのは逆効果だというのも納得。色によってさまざまな効果があるということを知り、改めて生活に生かしたいと思いました。

連日、暑い日が続き、心と身体のバランスも崩れやすい近頃ですが、不調や悩みを解決できる色をチョイスして、乗り切っていきましょう。

令和6年7月16日(火)

朝、情報番組を見ていましたら、画面いっぱいに広がる青もみじと青色の美しい傘が映りました。「なんだろう?」とそのまま家事の手を止めて、テレビに見入ってしまいました。

窓の外に広がる青もみじとたくさんの青い傘がお寺の床に反射して、美しい世界が広がっていました。

この番組の中で気象予報士の依田さんが訪れていたのは群馬県足利市の宝徳寺。宝徳寺は臨済宗の禅寺です。ご住職さんの言葉によると「お寺とは癒し、学び、修行、祈りの場である」と考え、様々な行事を行っているようです。

この美しい床もみじ。春は「新緑の床もみじ特別公開」、夏は「風鈴まつりと夏の床もみじ特別公開」、秋は「秋の床もみじ特別公開」と、季節ごとの本堂の床に移るもみじの美しさを多くの方々に公開し、参拝いただいた方々に素敵な心休まるひと時を過ごしていただきたいとの想いで公開し、癒しの場として提供しています。床もみじを見られるお寺は全国でも数カ所しかなく、本堂内に入り自由に撮影できるのは宝徳寺ぐらいだそうです。

春の床もみじ特別公開の際には、様々なことが好転するようにと境内に4000個の風ぐるまを飾り、風ぐるまのトンネルをくぐり幸せになってほしいという想いがこめられた「風ぐるま 幸転祈願」を開催し、たくさんの鯉のぼりや帽子をかぶったお地蔵さんと共に、参拝いただいた方々を癒してくださっていました。

今日、テレビでご紹介くださった「夏の床もみじ特別公開」では、青もみじが床に映る本堂を公開し、床に映る青もみじと共に、青いグラデーションが美しい傘を本堂の側面にたくさん並べて、床に映る青もみじと青い傘の美しさが癒しを与えてくださってました。傘をたくさん並べたことで「重ね重ね福がやってきますように・・・」という祈りもこめられているそうです。と同時に風鈴まつり「涼を感じて」を共に開催し、風鈴の短冊(1枚200円)に願いを書き、3000個の風鈴トンネルを歩いて祈願します。

禅宗の教えとして、「全ての人は自己の内面に仏となることの性質『仏性』を持っていて、坐禅の修行によって自分の心に向き合い、仏性を再発見することを目指す」とされています。この美しい床もみじが見える床に心静かに座り、外をながめながら真理を悟るために雑念を持たずに心を集中させる瞑想を行う・・・日々雑事に追われ、雑念だらけの修行からはほど遠い生活を送っているわたしにとって、心魅かれる「禅宗のお寺の床もみじ特別公開」だと思いました。いつかは、行ってみたい場所がまたひとつ増えました。

令和6年7月8日(月)

7月9日・10日、浅草寺境内で、鉢植えの鬼灯(ほおずき)が売られます。この両日は四万六千日(しまんろくせんにち)の縁日であり、縁日にともなってほおずき市が催されます。7月10日は四万六千日と呼ばれ、観音様の功徳日にあたります。『一升桝(ます)』を満たす米粒が、46000粒ほどであることから、一升と一生をかけたとの説があります。46,000日はおよそ126年に相当し、人の寿命の限界ともいえるので、「一生分の功徳が得られる縁日」ということになります。

四万六千日の縁日の参拝は江戸時代に定着し、われ先に参拝しようという気持ちから、前日の9日から境内には参拝者でにぎわうようになりました。このため、浅草寺では9日、10日の両日を縁日とし、現在に至るのだそうです。

なぜ四万六千日にほおずき市が立つようになったのか?というと、まず、四万六千日の縁日(功徳日)は、浅草寺にならって他の寺社でも行われるようになりました。芝の愛宕神社で四万六千日の縁日にほおずき市が立ったのが始まりで、「ほおずきの実を水で鵜呑み(丸飲み)すれば、大人は癪(なかなか治らない持病)を切り、子どもは虫気(腹の中にいると考えられた虫による腹痛など)が去る」という民間信仰があり、ほおずきを求める人でにぎわったそうです。その愛宕神社のほおずき市の影響を受け、四万六千日の大本である浅草寺にもほおずき市が立ちました。ちょうどお盆の季節でもあり、ほおずきを盆棚飾りに用いる方も多いそうです。

ほおずきの語源はいろいろあります。実が人の頬に似ているから。実を口に入れてふくらまし、頬を突いて鳴らすところから。ホホという虫が好んでつくころから。また、実が火のように赤いことから「火火著(ほほつき)」になった。など。怪しげな赤い提灯のイメージから「鬼灯」とも書かれるようになりました。いかにも厄除けとして効き目がありそうです。

さて、ここまで書いて不思議なことに気づきました。ほおずき市のもともとの始まりは愛宕神社、つまり神社で、愛宕神社の主祭神は火産霊命(ほむすびのみこと)。浅草寺は観音様。そして四万六千日は「観音菩薩の功徳日」。なのですが、四万六千日を調べると「社寺の縁日のひとつ」と書かれていて、「神社」と「お寺」がひとつにまとめられていました。これも日本の歴史「神仏混交」のひとつなのかも知れませんね。ちなみに浅草寺と浅草神社(あさくさじんじゃ)は同じ敷地内にあります。

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